トピックス
~お知らせ~
弊社の通所リハビリテーション(サンライフリハセンター)において、9月上旬に半日型(第2デイケア)にて、感染された方の利用が確認されました。
最終利用日は8月下旬。保健福祉センターより「期間や症状から濃厚接触はなく、通常通り営業するように」とのご指示をいただきましたが、念のため当日かかわった職員がPCR検査を実施し、全員陰性でした。
ご利用者は無事退院されたとのことですが、心よりお見舞い申し上げます。
また、関係者のみなさま、ご利用者のみなさまにはご心配をおかけしました。今回の対策について検証を行い、今後も予防に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
*猛暑の中でも通所リハ(第2デイ)に通ってくださる皆さんが、今も子ども食堂さん用に箸袋を作ってくれています。いつも本当にありがとうございます。
先週は弊社の理学療法士Nさんが大忙しでした。
10日は民生委員さん対象に「認知症かも?と思ったら」と題した講座。コロナウィルスによって地域での孤立化がさらに深刻化している昨今、民生委員さんの見回り声掛け活動には本当に頭が下がります。早期発見のポイントや、物忘れとの違い、治療や相談の窓口などを共有し、不安や孤独という認知症を進行させる要素をどのように防ぐのか?民生委員の皆さんからもたくさんのご助言いただきました。
11日は「家族介護者交流会」4年目となる今年は、前述の感染症対策の影響もあり、今年度はなかなか一堂に介することができませんでしたが…。市長寿福祉課や、地域包括サブセンター、他の事業所さんの協力もあり、今回ようやく開催できました。在宅介護を被介護者ではなく、介護者(=ご家族)支援にスポットを当てた企画。今回は住宅改修や、コロナウィルスによる支援制度などをミニ講座として、多くの方のご参加を得ました。
双方ともNさんが企画運営してくれましたが、コロナ禍の地域の実情を知ることができ、民生委員さんや在宅介護者(=ご家族)の生の声を聞き、と議論できたのは収穫だったとNさん。withコロナと言われる今後の地域社会の中でも、我々の役割も変わっていきそうです。「孤独、孤立、不安」は認知症を加速させたり、虐待などを誘発する危険な要素。地域の皆様と協力して、実情を知り、新たな取り組みを考えねばと感じる企画でした。
サンライフリハセンターⅡは半日型デイケア(通所リハ)として8月からOPENし、およそ半年が過ぎようとしています。
おかげさまで、たくさんの方にご利用いただけるようになり、スタッフも日々充実したプログラムを提供できるようになりました。
半日型では、昼食や、入浴サービスがないため、「リハビリテーション」を目的に、目標をもって、集中的に通われる方も多いようです。
そんな半日の短い利用時間の中で、利用者のみなさんにちょっとしたお仕事をしてもらっています。
それは「箸袋」づくり。折り紙などを上手に使い、メッセージ入りの袋をつくりました。まずは上のフロアの施設入居者向け(特にイベント時のお箸袋)に何度か作ってくれました。お正月はおみくじ入りの箸袋で、袋を開くと「大吉」「末吉」に加えコメントが書いてあり、「たいへん楽しい」と好評をいただきました。
また、交流の深い「みんなの食堂(子ども食堂)」にも、定期的に箸袋を作り使っていただいています。「勉強頑張って」「たくさん食べて大きくなれ」とか思いをメッセージに込めて折ってくれて、子どもさん方に喜ばれたとのこと。
それぞれたくさんの方がいるので数が多く、一度に作るのは大変ですが、楽しんで作業してくれることを願っています。
リハセンターでは、利用者のそれぞれの目標へのアシストを大事にしていますが、このような地域とつながりや、ほんの少しの社会貢献の場づくりも必要だと考えています。
「利用者さんの主体的な生活や、役割を考える」というテーマから、ずっと探していた「仕事」が見つかりました。
実は、利用者さん(高齢者)向けで、収入のあるしっかりとした仕事がないか数年前より探していました。一時ONODANIグループからプラスチック部品づくりの一部を任せてもらっていたことがあったのですが、作業が難しいため滞っていました。
今回は、「箱折り」です。障がい者福祉事業所では昔からある作業だと思いますが、高齢者福祉事業所ではあまり聞いたことがないと思います。
初めてチャレンジしましたが、慣れるまではとても難しく、納期に間に合うか心配しましたが、一週間で予定分以上の作業が進みました。
2週目に入って、時間になると自主的に作業スペースに降りてこられ、楽しんで仕事をしてくれています。指の力がない方は、自分で洗濯バサミを使った補助具を作っている人もいました。出来上がった製品を重ねていくととても達成感があります。今週からはデイケア(一日型、半日型)でもノルマを持ってもらい、チャレンジしています。
工賃はそれほど期待できないですが、「仕事として貢献できていることが嬉しい」と言ってくれています。収入がたまったら何に使うか?
「給与として分配する?」「美味しいランチを食べに行く」「お寿司の出前をとる」…などと使い道を話していて、それも楽しそうです。
「子ども食堂に食材を買って寄付する」といった意見もくださいました。
「主体的な生活」とはそれぞれだと思いますが、今回収入を得ることができる「仕事」をそのメニューの一つにできたことで、新たな充実感を得てくださっていると思います。この仕事を始めるためにアドバイスくださったみなさまありがとうございました。引き続きフォローお願いいたします!!