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ぼたもちづくり

みなさんは「ぼた餅」と「おはぎ」の違いを説明できますか?
春に作るこしあんを使った丸い形状のものが「ぼたもち」、秋に作る細長い俵型の形状で粒あんのものは「おはぎ」
春のお彼岸の頃は牡丹の花が咲く時期で、秋のお彼岸は「お萩」を由来として萩の花に見立てているからだそうです。
こんなこと若い者は知らないけれど、ご年配の入居者さんはご存じだったりします。

そして作る工程もさすが!!若い職員よりはよほど上手なので、ご指示を仰ぎながらつくりました。
3年ぶりに皆で一緒に作った牡丹餅は格別でした


わが社の取組が新聞記事になりました!!
2月28日に厚生労働省主催の「生産性向上の取組に関するセミナー実践報告会」にて、研修を受けたスタッフが取り組んだ業務改善が評価され、1500事業所が参加するオンラインセミナーでその実践事例を発表したものです。
全国で4事業所のうちのひとつに選ばれたのは、ICT改革と同時に非常にアナログなとても小さな取り組みが効果を生んだことが興味をひかれたのだと思います。
このプロジェクトチームを立ち上げたメンバーは(若手、ベテラン、Ns、リーダー)と(介護主任、次期施設長)で、多職種多世代の様々なポジションの方たち。「やりがい増し増しプロジェクト」と名打った取り組みは継続し派生し、その後も多くの効果を生んでいるようです。
もちろん、新しいシステム(カメラ、コール、モバイル、記録、勤怠・・・)も同時に進めており、やりがいを生み、向上させるために便利なツールをどんどん取り入れ、「余裕ある時間」づくりが全てのスタッフの目標に定着しているように思います。
厚労省のこの施策が単なる人減らし策ではなく、「余裕=利用者やご家族に寄り添える時間づくり」のための有意義な取組ととらえ、これからも様々なアイディアを集結させていきたいと思います。

今回の発表では、介護主任と次期施設長がたくさんの準備をして(パワーポイントを作り上げ)、たくさん緊張して練習して本番に臨みました。新聞記事でこのように取り上げてくれてとても嬉しいです!!!


ファイルイメージ

この写真のこの巨大な物体はいったい何でしょうか?
実はこれ、プラネタリウムなんです。NHK福井放送さんがサンライフのレクリエーションの一環に試してほしいとこんな大きなものを運んできて、食堂で組み立てて、皆にみせてくれました。この巨大な球体の中には特注らしい大きなプロジェクターがあり、球体全体がスクリーンとなってとても立体的な迫力ある映像が映し出されるのでした。
今回は、福井の様々な自然の映像で、四季折々の花鳥風月が数分間に渡って次々と流れてきました。
特に、渓流を泳ぐ魚の映像や、星空、花はすなどは迫力があり、食堂だけど非日常を感じさせるすごい空間になっていました。
多くの入居者が体験されましたが、スタッフ(院長や事務長)のリアクションが一番大きかったですね!!

*その他にもNHK福井アーカイブから、武生の古い町並みや出来事、イベントの映像も流されてとても懐かしい体験でした。NHK福井さんありがとうございました。


看取り支援の感動

先週、平成21年に入居された方がホーム居室にて最期を迎えられました。享年95歳でした。
14年近く過ごされた方ですが、我々スタッフにとっても非常に印象深い素晴らしい方だったので、本当に寂しく思います。人間性にあふれ、ユーモアがあり、どのスタッフに対しても優しく(時には厳しく)人気のある方でした。

ずっとお元気で、毎日楽しい(笑いの多い)コミュニケーションが取れていましたが、冬に入るころから体調を崩され、疾患が見つかり入院されました。その治療が進む一方で廃用性症候群からか食事が全く摂れなくなり、ホームに戻って来られました。
14年間のほとんどを、元気に過ごしてこられたため、退院(帰所)して1か月間、徐々に衰弱されるご本人のケアには多くの葛藤がありました。言葉や反応が少なくなるプロセスを受け入れつつ、できる限りのことをして差し上げたいと思う気持ちがその葛藤を生んでいったのだと思います。
幸いご家族のご協力も得られ、最期に向かうなかで何度も面会に来てくださり、沢山の時間を過ごしてくださいました。しかし、先週その最後の面会の最中に、ご家族とスタッフの言葉かけの中で、息を引き取られました。14年間のご本人の毎日、ご活躍をベッドサイドで語っている最中に死の瞬間を迎えたのは、悲しみや怖さよりも感動がありました。

ご家族から本当にたくさんの感謝の言葉をいただき恐縮しておりますが、我々こそご本人やご家族に感謝が尽きません。介護職主任から「死を迎える瞬間までケアできることは本当に貴重な経験で、喜びでもある・・・」「若手のスタッフはたくさんの葛藤を抱えたけれども、そのすべてが糧になり、成長につながる」と話してくれました。
これまでも40人近い方が、サンライフのホーム居室で死を迎えています。その一つ一つそれぞれに思いがあり、我々は家族とともに悩み、考え、学ばせていただきました。看取り支援は全て次のケアにつながっていると思います。今回もご冥福を祈り、そして心から感謝申し上げます。



入居者さま、ご家族様、関係機関の皆さまに大変ご迷惑、ご心配をおかけいたしましたが、12月21日からのクラスターは1月10日をもって収束となり、通常のルーティンに完全に戻りました。この間入居者さま10名、スタッフ12名で合計22名が感染し、内2名の入居者さまが入院しました(両名とも無事退院の運びとなりました)。
施設開所以来の大規模感染となり、日常のケアが滞り、スタッフの業務過多が続き、一時は危機的な状況に陥りましたが、管理職のリーダーシップと、全スタッフの惜しみない協力のおかげで何とか乗り切ることができました。心から感謝です。
この経験は今後振り返り、再発防止に役立てたいと思いますが、一方で、この機に様々な業務の見直しが行われ、前向きで建設的な反省もできるかと思います。この期間同時に(ICT機器)の導入を進めており、有事の際の危機的状況の回避や、スタッフの負担軽減(=生産性向上)につながる取り組みに多くのヒントを得ました。
新たなシステムの導入と同時に、今後も安心安全を提供し続けるための改革を進めていきたいと思います。
ご心配をおかけしましたご家族、関係機関の皆さま、本当にご迷惑をおかけしました。面会など順次進めておりますのでご相談ください。


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