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「天高く馬肥ゆ」とは空は澄み渡って晴れ、馬が食欲を増し、肥えてたくましくなる秋。 秋の好時節をいう言葉だそうです。
ようやくまさにそんな季節になり始めた最近ですが、育休中のスタッフが赤ちゃんを連れて来てくれたり、入居者の孫の子(曾孫ちゃん)が面会に来てくれたり、はたまたお総社さんから秋の例大祭の習わしからオハイゴさん(お馬さん)がお祓いに来てくれたり、夜はお神輿の声がにぎやかに広小路通りを練り歩いたり・・・。
ようやく疫病の心配も少なくなり、にぎやかな季節の日常を感じられるようになってきました。
赤ちゃん、孫ちゃん、お馬さん、みんな元気にご神慮(神のご加護)をいただけますように。。。


今年も挑戦「独楽吟」

橘曙覧顕彰コンクール「令和独楽吟」は昨年より応募し始めた「楽しみは~で始まる和歌の大会です。
今年も初回にしてたくさんの楽しい歌が出ましたので下記にしたためます

~楽しみは 孫が作った弁当の おにぎりの味が心にしみる~
~楽しみは 90歳過ぎて弾くオルガン 指と頭を動かす音色~
~楽しみは 待っても届かぬ手紙より 待たずと出てくる毎日ごはん~
~母の肩 もみほぐしつつ指先の 苦労かけたと 力がこもる~
~悔い残る あの時あの人選んだら 今頃違う人生だったと~
~楽しみは 点滴代わりの甘酒を 毎日一本飲み明かすとき~
~楽しみは 登校前の朝練で 息子の投げる球受ける時~ 
~楽しみは病院食を残す夫(つま) わたしの煮物だけ食べるとき~

なかなかどうして皆さん、それぞれの人生の、日常の一場面を切り取り、本当に上手に表現されています。今年は賞が期待できるかも??


敬老の日ということで、おめでたいお話2つ
ひとつは、100歳になられたNさん。市の長寿福祉課の方々がわざわざお祝いに来てくださいました。照れくさそうにしながらも息子さんらと記念写真をとり、平均年齢90歳の他の入居者のみなさんに「まだまだ10歳も若い」と長寿の秘訣を教えてくださいました。
二つ目はチラシ箱折りを続けて、食堂におさめてくれるMさん。使う数がとても多く、ごみ入れや小物入れにとても重宝するチラシ箱。みんなのためにと毎日せっせと作ってくれるので、この度、感謝状を贈呈しました。とても喜んでくれて、「次は記念品か賞金もらえるよう頑張る」と意気込んでおられました。
敬老の日と言えどもこちらが敬われるようなエピソードでした。


令和5年9月1日、Sさんはこの日105歳を迎えられました。
生年月日を教えていただくと、大正7年(1918年)9月1日ですと!!
1918年は米騒動、第1次世界大戦終結、原敬内閣成立、松下電器創業・・・同級生は田中角栄、中曽根康弘、高峰三枝子、いわさきちひろ・・・なんとも歴史書にしか出会えない出来事、人物。。。昭和、平成を経て1世紀を超えて頑張って来られたSさんのお言葉は本当に重み、含蓄があります。
この日のために、スタッフが(再コロナ騒動にも負けず)入念な準備を施し、盛大なお祝い会が開催されました。みてくださいみんなのこの笑顔。院長も施設長も主任も…Sさんに比べればまだまだひよっこ。Sさんの偉大な人生にあやかろうとお祝い会は大変盛り上がりました。
毎日お手紙を書かれ、今でも世の中の出来事に精通されているSさん。他の入居者のみなさんも(平均年齢90歳はまだ若い)と見習ってまだまだ元気に頑張りましょう!!



お盆ということもあり、多くのご家族が面会に来てくださいました。
見てください。皆さんのこの笑顔を。どんなに楽しいイベントや企画をしても、ご家族の面会に勝るものはありません。
様々な感染対策をしてしまい申し訳なかったですが、そんな少しの時間でもこうやって会いに来てくださり本当に感謝です。
このスナップはもちろんお部屋に飾らせていただきます。。。


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