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QOL企画=ご自宅帰省

介護付きホームの名物企画「QOL企画」とは、入居者のみなさんのQOL=クオリティオブライフ向上のため、願いや思いを叶える企画です。今回はOさんのご要望で、しばらく帰っていなかったご自宅に帰省してきました。
担当のTリーダーと一緒に、家に着くと1~2年ぶりの我が家をみて、ちょっと感極まってしまったのか、涙が出てきたそうです。
施設に入居することで、ご本人ご家族ともに安心や安全を得ることができますが、心のどこかで長年住み慣れた家を離れた寂しさがあったのでしょう。こうやって帰省することで、心の整理ができたらいいなと思いました。
また、何気ない日常を過ごしていても、こうやって入居者の思いに寄り添う企画をするスタッフの優しさも素晴らしいと思いました。


昨年度から始まりました、第三者相談員制度についてちょっとご案内します。
コロナ禍による研修機会の激減、利用者・ご家族・職員それぞれのストレス、職場の環境改善の必要性・・・など福祉施設として多くの課題が蓄積された昨年度、社内の人員だけで複雑な問題を解決することができず、今回思い切って社外の専門職・学識経験者に(第三者相談員)として就任をお願いしました。しかも、4名の方々に同時に依頼し、それぞれの役割をお願いしたのであります。

お忙しい中、みなさま快く引き受けてくださり、いわゆる(第三者委員)とは一線を画した新たな制度(取り組み)がスタートしました。
苦情相談や第三者評価といった一時的な法人外窓口・評価ではなく、継続的で建設的な第三者の相談員制度であります。
就任してくださった方々をご紹介すると、
①某大学の学識経験者で、社会福祉士、研究者
②精神保健福祉士で、某法人の管理者
③元社福法人の管理者、カウンセラー、僧侶
④独立型ケアマネージャー(社会福祉士) という地域で活躍するすごいメンバーが集結してくださいました!!

どんなことを依頼しているかというと
弊社のスタッフへのランダムなヒアリング、ストレスが蓄積している希望者のヒアリング、自身の性格や特性に悩むスタッフへのカウンセリング、入居者(ご家族)の悩み相談、認知症利用者へのグループヒアリング、法令遵守チェック、在宅ケースワーク(マネジメント)事例相談…など。またそこから挙がった課題をフィードバックするリーダー研修、職場環境や虐待防止チェックまで。
第三者が介入してくださるメリットは想像以上に大きく、職員間、利用者間では直接伝えられないことを拾い上げ、解決改善のヒントをくださり、それぞれが本当に大きな気づきをいただいているようです。
「風通しよく」することで、コロナの影響による「精神的な感染作用を浄化する」ことが今回の狙い。4人の方々のご協力ご尽力に心から感謝しています



愛山荘の梅ジュース

ONODANIグループが管理運営する「愛山荘」では、梅の木が最盛となり、厨房の栄養士さんらが収穫に行ってくれました。
入居者さんもお誘いしようとしましたが、あいにく気温上昇で熱中症になっては危険とスタッフのみで。タオルをほっかむり、軍手をして、脚立を使って沢山のとってきてくれました。
さっそく、もいだ梅を使って今度は入居者さんが梅ジュースづくり。毎年行っている作業なので、慣れている人も多く、おいし―ジュースができました。熱中症予防にはもってこい、栄養塩分たっぷりで、今年の夏も元気に乗り切れそうです!!


今年度も4月に高卒新人介護職が入社してくれました。
平成27年から毎年1名以上入社してくれているので、最初の27年組は4月で丸6年になります。6年経つと中堅職としてもう頼りになる存在ですが、2~3年までは壁にぶつかることも多く、悩んだり、自信を無くしたりすることも多いようです。
また、介護技術は、どうしてもOJT・実践研修がメインとなり、なかなか基本的な知識をじっくり学んだり、疑問をぶつける機会をつくれませんでした。
そこで今回、シニア人材として昨年入社してくださった介護福祉士さん(60)が、自ら自主的に企画して、新人を相手に、みっちり個人研修を開いてくれました。これまで2か月間、シリーズとして6回継続してくださっています。
ベテラン介護福祉士さんとマンツーマンで、移動、移乗からコミュニケーション、排泄、スキンケアまで。。。
(今さら聞けない)なんてことも1対1なので聞きやすく、(年の近い先輩だとちょっと緊張したりしますが)納得するまで優しく教えてくれるので、本当に良い機会だなあと思いました。
今後も、ベテランとしてこれまで培った経験を惜しみなく新人に伝えて、一緒に温かく育てていってほしいと思いました。


5月病をふっとばせ

本日、福井新聞に今年度入社した新人スタッフの記事が掲載されました。
「コロナ下のルーキー」と題された連載の第1回目という名誉。素晴らしいインタビューの中身はぜひ記事をご覧になってください。

サンライフには今年、記事の方以外に4名もの若者が入社してくれまして、それぞれが所属した部署で1か月を経たことになります。
5月の管理職会議で、所属長から近況報告がありましたが、みなさん総じて「期待以上の活躍」と高評価!!まだまだ粗削りで、慣れていないのは当たり前ですが、そんな中でも全員が前向きに、できることを一生懸命に取り組んでくれているとのこと。
報告を聞いて、胸が熱くなりました・・・

入社前、コロナ禍の最後の学生生活は、とても辛く、寂しいものだったでしょうが、卒業して社会人となっても、まだまだ非日常の毎日が続いています。歓迎会禁止、イベント禁止、県外外出、5人以上の会食禁止、毎日の体調確認・・・ただでさえ1年目の緊張もあるのに、加えてたくさんの制約がある毎日。5月病になっても不思議ではないだろうに、それでも彼らは、利用者のために愚直に頑張ってくれています。

記事の中で「まっすぐに目を見て目標を語る」とありましたが、5人ともに本当にまっすぐな、素晴らしい新人職員です。
5月病を乗り越えた今、次はコロナも乗り越え、将来はこの未曽有の苦労に打ち勝った「強い、頼れるスタッフ」になってくれると期待しています


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