トピックス


8月の夏休みも残すところもうあと一日ですね。
サンライフがある蓬莱町のご近所の皆さんは、そんな夏休みに関係なく、蔵の辻を会場に毎日ラジオ体操をされています。
毎朝6時20分ごろ顔なじみのご近所さんがあいさつしながら集まりだし、ラジオの音が鳴り、集まったみなさんで20分ほど体操され、終わったらまた少し雑談して帰宅される・・・これを1年通して毎日、ここ5年以上続けておられます。
サンライフの職員や入居者も参加させてもらっていて、このルーチンが一日の始まりで、とてもすがすがしく、元気な一日を分けてもらっているような気がしてとてもありがたい時間です。
今日は、台風の影響か雨が降り出しました。雨の日は蔵の辻ではできないので、中止になることが多いのですが、今日はなんとサンライフの建物の軒下で体操されていました。20人ほどの方が「雨ニモマケズ」クリニック前から玄関前まで一列に並んでラジオ体操されており、その風景はなんとも感動的でした。「ごめんね使わせてもらっているよ」とお隣さんから一言。こちらも嬉しくなり、「毎日でもここ使ってください」と答えました。
蓬莱町の皆さんはいつもなにかと行事に参加してくれたり、職員と交流してくれたり、町内会に誘ってくれたりいつも気を使ってくれます。今日のこの「サンライフ玄関deラジオ体操」をたまにやってもらって、更に多くの入居者や職員が参加させてもらおうと思ったすがすがしい朝でした。


毎月実施している勉強会の8月企画は、すこやかシルバー病院の看護師さんをゲストに迎え、認知症の事例検討会を行いました。
実際に施設に入居されている方お二人の症例をアセスメントし、専門的な見地から、ご本人への支援を振り返りました。
基礎疾患や、種類を特定したうえで「ひもときシート」や「PEAP」(専門的環境支援)などご本人の気持ちや思いに共感するツールを共有しました。
最近は認知症に関する研究も進み、多くのスタッフがそれぞれの研修で多くの手法を学んでいます。
この日も、実際の事例からわかりやすいアセスメントの手法を学べました。どの手法にも共通するのは「その方の立場になり共感する」こと。忙しい業務のなかでも、自分だけの思いやペースで支援するのではなく、立ち止まってあらゆる視点から共感する癖をつけることが大事だと実感しました。
とても貴重な講義をありがとうございました。
リハセンターの目標カードについて。
通所リハビリテーションの使命の一つは、利用者が持たれる目標の達成や自己実現へのプロセスの支援だと思っています。普段から、利用者さんとスタッフが常に「目標」を共有できるよう様々な仕掛けをしていますが、目標カードもその一つです。
ラジオ体操のような感じをイメージして作成した「目標カード」で、達成したいこと、望まれることにどれだけ近づけたか毎回フィードバックしています。
サンライフの利用者さんは多くが軽度要介護の方(少し支障が見え始めた方)です。自信を無くしはじめたり、あきらめたり、チャレンジしなくなってしまいがちな時期・・・。なんとか食い止め、自信を取り戻し、チャレンジする日々を維持するように・・・。
サンライフでは目標カードなど様々なツールを使い、リハビリテーションの大きな目的のひとつ「セルフマネジメント」を目指して、今後も利用者さんと一緒にチャレンジしていきます。



サンライフでは、事業計画の中で月1回多職種が持ち回りで行う勉強会を定めています。毎月第三金曜日の17:00から、医師、看護師、介護職、栄養士、理学療法士、社会福祉士、ケアマネージャー他、参加できるすべての専門職を前に、計画に沿って担当になった者が発表していきます。担当する人は、新人からベテランまで分け隔てなく、年間を通じて多くの発表の機会が割り当てられます。
先月は、福祉用具専門相談員のTさんが発表しました。4年目のTさんはたんなん福祉機器展で忙しい中、介護保険制度と環境支援(福祉用具や住宅改修など)についてまとめていました。こういう機会でもないとなかなか制度や法律など勉強できないので良い機会となりました。
この発表の準備は必ず所属長やリーダーがスーパーバイザーとなって指導役を担います。良い発表になるよう、工夫し、わかりやすい内容になるよう試行錯誤するその過程(プロセス)がとても重要で、本番までのその準備で考え、悩むことがこの勉強会の大きな目的だと考えています。
発表がうまくいかなくて失敗することもあるし、あとから改善すべきだったと後悔することもありますが、すべてが経験!!
サンライフでは忙しい中でも自分の専門性を深め、多職種の視点を身につける過程を大事にしていきたいと考えています。