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2月6日(火)の大雪で大変だったことはすでに書きましたが、まさか2週連続でそれ以上の大雪が来るとは夢にも思わず・・・。
一週間後の2月13日(火)は福井県内でも特に、武生周辺の地域の積雪量は、想像をはるかに超えました。
朝起きて駐車場を見て・・・車で走り出して・・・職場に着いて・・・とにかく呆然と立ち尽くし、「何からどう手を付けていいのか・・・」文字通り頭が真っ白になる早朝でした。
しかし、先週の反省や予報をみてしっかり準備したこともあり、職員のみなさんの迅速な対応で大きなトラブルなく、なんとか峠を越すことができました。職場に泊まってくれたり、車の乗り合いをしてくれたり、時間外でも除雪や雑務を引き受けてくれたり、差し入れを持ってきてくれたり、炊き出しを作ってくれたり。それぞれがそれぞれの役割を発揮して、助け合いができました
また、町内でもスタックした車の救助はもちろん、屋根の雪下ろし、買いもののサポート、ひとり暮らしの方の安否確認、服薬できない方への臨時診察などいろんな声掛けや助け合いが広がり、つながりのあたたかさを感じることができました。
但し、今週末は、日頃の仕事に加わった重労働や、インフルエンザの万延、休校、休園、試験延期などの影響などでみんな疲労困憊。多くの方が体調不良を訴えています。新聞やニュースでは死傷者や損害の大きさが明るみになってきました。そういえば、スケジュール帳は大雪で延期したり、持ち越した業務でいっぱい。まだまだ降雪予想が続いていますし、油断は禁物。気を引き締めて臨まねばと思います。
それにしても、差し入れや炊き出しは本当に心にしみるものでした。除雪のあとのあったかい豚汁やラーメン、たい焼き、ハンバーガーなど・・・本当に美味しく感じました。ありがとう感謝です!!!
2月6日(火)早朝(6:00頃)、いつものように出勤しようとしましたら、やけに吹雪いていて駐車場や車の雪を除くのに一苦労。
職場に向かう道中、「これは下手するとかなりの大雪か?」とのんきに構えつつ職場に到着すると、やはり駐車場に入ることができない!!!
融雪装置があるにもかかわらず、駐車スペースには1mを超える雪の山。これはまずいとスコップでなんとか駐車した直後、早番で出勤してきた栄養士さんと看護師さんが相次いで雪にはまり、いわゆる「亀の車」状態。ご近所さんに助けてもらってなんとか救出できたと思ったらすでに8:00。2時間でさらに深く積もってしまいました。
全国TVニュースはほとんど福井を取り上げ、全国の友人から心配の連絡が相次ぎましたが、心配通り、特に福井市以北のスタッフが大変な状況になっていました。多くの企業が臨時休業する中、施設や病院は休業するわけにいかず…。7日、8日とスクランブル勤務でなんとかトラブルなく過ごせました。連日の業務に加え、ハードな除雪作業に体力も奪われていますが、スタッフのみんなが懸命に頑張る姿を見て、奮起できました。みなさん本当にありがとう&お疲れさま。
8日はまだ降雪やまない一日でしたが、蓬莱町のT民生委員さんが「こんな日だからこそ、『つどい』をすべき」と老人会の介護予防教室を予定通り開催しました。サンライフの入居者との合同企画は今回で2回目。この日の『つどい』のメニューは、「56豪雪と38豪雪の映像を観る」という粋なはからい。数十年前の豪雪を振り返りつつ、ご近所さんから「我々も大変な思いをした」と当時の苦労を教えてもらいました。
緊急非常事態は本当に大変で怖いですが、みんなで助け合える職場、地域でよかったなあと思います。老人会のみなさんありがとうございました。
サンライフ名物企画!長~い巻きずしチャレンジが今年もやってきました。
節分を明日に控え、昨年の4m70cmを超えるため、入居者スタッフをはじめとした有志が出そろいました。
毎年、海苔の長さは一緒なのですが、なぜか長さが変わってくるという、面白い現象が起きておりまして、3年連続縮んでしまって、記録短縮が続いていたそうです。今年は意気込みが通じたのか記録はなんと5m30㎝!! 5mを大きく超えて最高記録に近づきました。
昼食のために包丁で切っていきましたが、切り口もきれいで、とても美味しくいただきました。
そういえばどっちの方向を向いて食べるのか?忘れてしまいましたが、今年もいいことがありそうです。
昨年末に、介護保険施設等の実地指導(監査)をしていただきました。
対象は、特定施設入居者生活介護/居宅介護支援事業/福祉用具貸与等の事業です。
「監査」というと、とても緊張するものですが、事業運営を精査するとても良い機会であり、それぞれで、多くの見直しをすることになりました。法令遵守(コンプライアンス)のため、再度制度の条文を読み直してみたり、基準や人員配置、加算要件などを復習していきました。当日は、指導員の方々が長時間にわたりいろいろな指導やアドバイスをしてくれました。貴重な機会に、こちらからも確認や質問もできました。この結果は、運営懇談会で利用者のみなさんにご報告させていただこうと思います。
介護保険法第1条には「高齢者の尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう」とあります。改めてこの理念を理解し、不十分だった考え方を修正していく必要があります。施設でも在宅でも支援の記録や、説明、管理方法などで不十分さがありました。
今年は4月に3年に1回の法律改正がありますが、職員全体が勉強しなおして、レベルアップできたらと思います。
・尊厳の保持とは=虐待や身体拘束の廃止を徹底し、支援の質向上を目指すこと
・有する能力に応じ=高いアセスメント力をつけ、ご本人の意向に沿った支援のため、信頼関係を構築していくこと
・自立した日常生活を営む=リハビリテーションや自立支援のために専門性を強化すること
今後も適正な事業者として、第1条の実践を徹底していきたいと思います。ご指導ありがとうございました。
先月の勉強会のテーマも2年にわたり続けてきている「ICFアセスメント」について。
今回は作業療法士Yくんが、専門職として理念の変遷や実践、ICFの図など基礎的なところから解説してくれました。
若いながらも、人前での発表が慣れているのか、落ち着いていてなめらかな口調で、とてもわかりやすい講義でした。
アセスメントツールは様々ありますが、ICFは昨今、国も推進し様々な業界団体が活用を促しています。医学モデルから生活モデルへの移行がまだまだ不十分な現場で、個人因子や環境因子を丁寧に辿ったうえで、ご本人の意向を引き出す支援技術の必要性を改めて感じました。
また、OTならではの生活動作(入浴や排せつ動作の基本)の解説もあり、やみくもな自立支援ではなく、「なんのために?どのような力をつける必要があるか?そのためにどんなトレーニングをすべきか?」基本に立ち返ることができました。
時間がなく、まとめきれなかったと思いますが、良いきっかけになったと思います。別の場所でも多くの人に伝えられる専門職になってほしいと思いました。おつかれさまでした。