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通所・訪問リハでは、月に1回の会議で、セラピスト+介護(事務)職の2人組によるプレゼン大会を行っています。
きっかけは県が行う「要介護度改善事業」で2年連続取り組みが評価された一方で、今年度さらにレベルアップしたいと感じたからです。
この事業(要介護度改善事業)は単に「介護度を改善させる」ことを目的にすると違う方向に走ってしまいがちですが、リハビリテーションのプロセスを大事にし、様々な角度から生活の質向上や、目標の達成に向けた支援の充実を図るためととらえると、現状の課題や、業務改善を図るとても良いきっかけになります。
リハビリテーションに携わるスタッフ(セラピストも介護職、事務職も)それぞれが、改めて自分の仕事の意義を見直し、改善策や新たなアイディアを考えるきかっけになればとこの事業への応募だけでなく+プレゼンを取り入れました。
過去3回のプレゼンを受けましたが、それぞれによく考えられたレベルの高い内容でした。
(「PDCAサイクルのPⅡを作る」/全スタッフの気づきの共有方法/利用者とのコミュニケーションツール(ハンドマッサージ)の効果)など
普段は職種の違う2人組が、それぞれの立場で頭をひねらせ、理解してもらえるようプレゼンを考え、緊張しながらもメンバーに伝える姿を見ると、こちらもとても新鮮で、前向きな気持ちになれます。来月も面白い前向きなアイディアを期待しています!!
東地区の民生児童委員さん、福祉推進員さんが一堂に介する「福祉ネットワーク会議」に参加させていただき、「家族介護者/ケアラー支援」について講義させていただきました。地域包括ケアの充実には、在宅生活の維持、充実が欠かせません。被介護者にスポットを当てた研修が多い中、「介護をする側=介護者」の実情や、介護者へのケアに注目してお話しさせていただきました。
主催者は~長年妻を介護する男性が二人、それぞれの辛さを立ち話で語り合っていた~そんな場面に出くわしたことが、この講座を思いついたきっかけだとおっしゃていました。被介護者を支援する制度はたくさんありますが、介護者を直接支援するものはありません。グループワークの中では地域の中で相談したり、日頃の辛さを吐露する場所をつくる必要があるという意見がたくさん出されました。
当日は社会福祉協議会さんや、市社会福祉課の方々も「福祉連絡会」の案内をされ、孤立化しないネットワークづくりの必要性を説いておられました。
「ケアラー」という言葉は、高齢者介護に限らず、在宅障がい者の親、子育て、ひとり親、引きこもりなど様々な家族支援を続ける人=無償の支援を続ける方を指します。
民生児童委員さんや福祉推進員さんのお力に頼るだけでなく、事業者としても、専門職としても、多世代が抱える在宅ケアを支え、「ケアラー」という共通項で包括ケアが実現できることが理想だと思いました。
日曜日にも関わらず多くの方が熱心に受講され、あらためて越前市の地域力やネットワークの強さを感じました。一緒に講義したPTとOTも良い勉強になったと言っています。
ちなみにサンライフリハセンターでは6月25日(日曜日)に家族介護者交流事業~癒しのサロン~を企画しています。
家族介護で奮闘されているみなさん、不安を持っている方々、ぜひお越しください
4月26・27日にリハセンターで春の遠足にいってきました。午前中、福井県歴史博物館⇒海鮮アトムさんで寿司ランチ⇒マエダセイカさんでお買い物⇒リハセンターの日程で行いました。歴史博物館では「昭和の暮らし展」が開催されており、なつかしい看板・一般家庭の中の様子が再現されており、ご参加いただいたご利用者様は、「私達のときは、箱御膳やったわ。乳母車はこんなんじゃなかったざ~。なつかしいわ~」など、みなさんそれぞれ感想をいっておられました。その後は、海鮮アトムさんですしランチ。お腹いっぱいになった後、マエダセイカさんで、お買い物タイム。試食がたくさんでき、さっきお寿司をたくさん食べたにもかかわらず、試食についつい手が・・・。お土産たくさん、お腹いっぱい。帰りのバスの中ではすやすや・・。お疲れ様でした。
次回は秋に予定しております。さて、どこへ行きましょうか・・・。
4月入社の新人さんに恒例の座学を行っています。
理念、倫理、規則など難しい内容から、介護技術、緊急対応、消防訓練などの実技、感染症予防、虐待防止、キャリアパス…など不可欠な知識まで内容の濃い講座が3日間続き、その後更に所属部署以外の仕事を学ぶ(または、多職種とのコミュニケーションの)場として他部門実習を3日間。最後に明日グループディスカッションをしてようやく終了します。
毎年毎年、内容が濃く、なかなかキツイ10日間で、数年前受講した先輩たちは「あれはきつい地獄の数日だった」としみじみと語っていたのが印象的でした。その先輩たちも今や講師の立場になって、頼もしい姿を見せてくれました。
新人の皆さん、まだまだ不安でいっぱいでしょうが、このキツイ数日を乗り越えればなんのその。自信を持って仕事に取り組んでください!!
サンライフリハセンター(通所リハビリテーション事業)では、今年度も福井県の事業である「要介護度改善事業」に応募しました。
福井県をはじめ、全国の先進的な自治体が、改善の取り組みと効果を測り、インセンティブが与えられるもの。
通所リハの最大の使命は、要介護度の改善(自立度UP)+卒業です。この事業にH27年度にも応募し、見事当選。今年はどうかとドキドキしていましたら、先日当選の連絡をいただきました。多くの改善者を生み、また、審査項目でもある「チームワーク」や「職場の環境改善」「地域交流」などの取り組みも審査された結果です。
本当にうれしい評価をいただきましたが、これも当然のこと。すでに今年に入り、さらなる改善(自立支援)や支援の質向上、地域交流のため、通所/訪問リハスタッフ全員が、更なる向上を目指した取り組みを開始しました。
地域包括ケアの充実に向けて、また「まちなかの総合福祉相談所」を目指して、大きな一歩だったと自負しています。