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越前市の高齢者福祉メニューのなかに、「家族の介護」を支援する事業があります。題して「家族介護者交流事業」。読んでその名の通りなのですが、今回第1回目の交流企画を行いました。初めての企画だったので、いろいろと心配でしたが、多く方に参加していただき、おおむね成功に終わったのではないかと思います。
家族介護者は、孤独であること、いつまで続くか先が見えない、無償であること、家族であるが故のストレス・・・様々な困難を抱えておられます。我々が「仕事」として、「有償」で介護支援をしているのとは全く違う。「誰にも吐き出せない」状況が続き、介護者の疲弊につながり、虐待などの大きな問題に発展するケースも珍しくありません。
この事業は、被介護者ではなく、そんな介護者同士が集い、お互いの悩みの共有や情報交換の場になることがいちばんの目的でした。
当日は、ハンドマッサージや全身マッサージ、足つぼ、ブラジル本格珈琲とスイーツのカフェなどを用意し、それぞれの情報交換が進むような雰囲気を作っていきました。その効果もあり、介護者同士で話をしたり、施術中に専門職にアドバイスを求めてくださったり、嬉しい場面がたくさんありました。
在宅で、家族で介護を続けることの大変さは、ご本人でないとわからないものです。
ちなみに、全国では家族介護者=ケアラーと呼び、高齢者だけでなく、在宅障がい者、障がい児の子育て、育児などとにかく家族で無償の支援を続ける方への支援を広げ、法制化しようという動きも出ています。
サンライフもこのケアラー支援の一端が担えるよう、少しずつ貢献できるよう頑張っていきたいと思います。まずは第1回参加してくださったみなさんありがとうございました。