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福井県が先駆的に始めた「要介護度改善事業」に今年も応募したところ、なんと表彰チームに選出され!!!このたび福井県知事から直接表彰されるということで、応募した生活相談員と、介護職、OTが出席し、院長と事務長、主任がカメラを持って表彰式やプレゼン発表に参加してきました。
応募は100チーム、改善選出は50チーム、そのうち優秀な取り組みは4チームのみ。その一つ選ばれ、とても誇らしい授賞式でした。過去2年間続けて改善チームには選出されたのですが、「優秀な取り組みチーム」の選からは漏れていました。
しかし今年は、リハセンタースタッフが自分たちでチームの課題や質の向上に取り組み続け、今回の表彰テーマも介護職とOTのアイディアを実践化し、今も取り組み続けているものでした。「気づきの共有」という地道な取り組みですが、多職種の壁をなくし、利用者の小さな変化を見逃さず、目標達成にアプローチするというもので、事例による目標達成の過程はとてもわかりやすく参考になるものでした。
審査委員長の奥西教授(福井県立大学)の講評では、サンライフのような、利用者目線で、利用者の生活や目標に寄り添った支援が大切と評価をいただきました。聴講者として参加した我々もとても誇らしく、スタッフの努力が報われたと感じる瞬間でした。
今後も多職種連携を強化し、更に利用者の目標達成や満足につながる取り組みを続けていってほしいと思います。おめでとうございました!!!
今年度1年間5回にわたって開催してきました「家族介護者交流事業」も、この3月11日で最終回となりました。
通所リハのスタッフが、試行錯誤しながら手さぐりで企画してきた交流会も、少しずつご家族のニーズに沿った企画になり、内容も充実してきたように思います。日々、家族を介護し続ける方々がどんな悩みを持っておられるのか?ご本人に加えて、ご家族の支援がどれだけ重要か?1年を通じて理解でいたと思います。スタッフによる助言だけでなく、介護者同士がお互いの知識や、思いを共有する場にもなっており、今後も自主的に継続していただけるようサポートしていきたいと思っています。
越前市介護保険事業計画でも、地域包括ケア=介護予防や自立支援には「ご家族支援」が欠かせないとあります。「まちなかの総合福祉相談所」としてサンライフのスタッフが、これからもコーディネート役を担えていけたらと思います。1年間おつかれさまでした。
先月の勉強会のテーマも2年にわたり続けてきている「ICFアセスメント」について。
今回は作業療法士Yくんが、専門職として理念の変遷や実践、ICFの図など基礎的なところから解説してくれました。
若いながらも、人前での発表が慣れているのか、落ち着いていてなめらかな口調で、とてもわかりやすい講義でした。
アセスメントツールは様々ありますが、ICFは昨今、国も推進し様々な業界団体が活用を促しています。医学モデルから生活モデルへの移行がまだまだ不十分な現場で、個人因子や環境因子を丁寧に辿ったうえで、ご本人の意向を引き出す支援技術の必要性を改めて感じました。
また、OTならではの生活動作(入浴や排せつ動作の基本)の解説もあり、やみくもな自立支援ではなく、「なんのために?どのような力をつける必要があるか?そのためにどんなトレーニングをすべきか?」基本に立ち返ることができました。
時間がなく、まとめきれなかったと思いますが、良いきっかけになったと思います。別の場所でも多くの人に伝えられる専門職になってほしいと思いました。おつかれさまでした。