トピックス
今年2月に実施された越前市虐待防止研修の第2弾が6月14日(木)@アルプラザで開催されました。
3回シリーズで行われるこの研修ですが、今回も企画段階から講座、ファシリテーターで協力させていただきました。
介護保険制度が4月から改正され、虐待+身体拘束防止について厳しい規制ができました。市内の多くの事業者(管理者)と、行政の皆様とこの改正法について中身を検証し議論する機会となりました。
虐待や身体拘束を防ぐ取り組みは、管理者がただ「防止しなさい」と唱えるだけでは浸透しないもの。
自立支援のため、不必要な行動制限をなくすため、正しい認知症ケアを普及させるため・・・様々な意図があると思いますが、現状や方策を間違えると、管理者が従事者に厳しい指導を押し付け、逆に不適切な支援を誘発し、虐待が増加する恐れがあります。
今回のように皆さんで事業者の枠を超え、現状を共有し、アイディアを出し合い、虐待(身体拘束)防止から質の高い支援つながるように議論しあえたらと思います。
サンライフでは、毎年6月に人事評価(=自己評価)を行います。
昨年6月から1年間の個人の目標を定めたキャリアパスの提出を義務付けており、各部門の管理職が提出までのマニュアルの確認をしていきました。
また、サンライフ独自のキャリアパスは、毎年多くの人の意見を取り入れ、改善に次ぐ改善をしてきました。今回、各部署の管理職が集合し、今年度6月からの新しいキャリアパス改訂作業を行いました。
A3用紙の表裏1枚で、表面に「共通項目」裏面に「専門職の項目」を設け、介護職、看護職、相談員、リハ職、栄養士・・・など専門領域のキャリアの段階を示していきます。「共通項目」では人材育成、チームワーク、地域貢献などさまざまなカテゴリにて、1~2年目から中堅、管理職に求められる内容を具体的に盛り込んでいきました。
議論は白熱し、「もっとわかりやすい項目を」「この能力は中堅職に期待したい」「管理職がすべき役割」など意見が飛び交いました。
キャリアパスとは、「キャリア=それぞれが目指す姿」/「パス=道のり」です。単に管理職を目指すものではなく、職員全員がそれぞれが何を目指し、そのためにどのような段階を踏み、知識や技術、能力を獲得していくべきか?具体的に示した指標にすべきと考えています。
この作業に現場の全ての職員が主体的にかかわって、毎年毎年良いものにバージョンアップしてきたいと考えています。
今年度の家族介護者交流事業のチラシができました。
名付けて「介護の学校」。チラシは黒板のようになっていまして、とても興味がそそられます。
日曜日の午後に、日々自宅で介護されている方向けのサロンです。今回は外出をテーマに、歩行支援用具の紹介などを踏まえてレクチャーいたします。
「家族介護者交流事業」とは・・・要介護状態の高齢者等の介護を担う家族介護者に対し、高齢者ケアの理解を 深める機会を設けたり、相談対応等による精神的なサポートを図ったりする ことで、家族介護者を支援することを目的とした越前市の委託事業です
年間スケジュールもできました!!!是非お越しくださいね。
H29年の6月~H30年の3月まで全5回の家族介護者交流事業を、越前市から委託を受けて開催してきました。
初めは何をしていこうか、何をすると皆さん来て下さるのか全員で悩みました。
しかし普段介護をされている方々は疲れているのでは?という声があがり、こちらで癒しの時間を過ごしていただこう!
ということで第1回・第2回はハンドマッサージや足つぼマッサージを提供させていただきました。
来て下さる方たちから「気持ちよかった~」「なかなかこんなことしてもらえんでの~」という声をいただくと同時に「実はうちの主人がね・・・」と普段の悩みや不安を打ち明けてくださいました。
その後の3回は“隣の介護を聞いてみよう”というテーマのもと皆さんで自分の家の介護事情を話し合っていただいたり、デイの職員が講師となって皆さんに在宅介護についてを伝えるミニ勉強会を開きました。
初めはなかなか弾まなかった会話も時間の経過と共に打ち解け盛り上がりをみせました。
「あ~うちもうちも!」「デイサービスとデイケアって何が違うの?」「お互い考えることは一緒やの~」などたくさんの声が聞かれました。
そしてまたこの会に参加したい!と言って下さる方々がいてくださったおかげで今年も取り組んでいくことになりました。
この会を通して、ご家族の悩みや不安・疑問を聞くことができ、それを会に参加してくださった方と共有する時間が持てたことは本当に良かったですし意義のあるものでした。また職員が講師役になって皆さんに在宅介護についてお伝えするということは私たちにとっても知識を再確認する良い機会になりました。今後もご家族同士が仲を深め合い、気持ちを共有し合う関係作りのお手伝いができるよう頑張っていきます!
次回は5月を予定しています!ぜひ興味のある方は参加してくださいね(*´v`*)❤お待ちしてます♪
福井県が先駆的に始めた「要介護度改善事業」に今年も応募したところ、なんと表彰チームに選出され!!!このたび福井県知事から直接表彰されるということで、応募した生活相談員と、介護職、OTが出席し、院長と事務長、主任がカメラを持って表彰式やプレゼン発表に参加してきました。
応募は100チーム、改善選出は50チーム、そのうち優秀な取り組みは4チームのみ。その一つ選ばれ、とても誇らしい授賞式でした。過去2年間続けて改善チームには選出されたのですが、「優秀な取り組みチーム」の選からは漏れていました。
しかし今年は、リハセンタースタッフが自分たちでチームの課題や質の向上に取り組み続け、今回の表彰テーマも介護職とOTのアイディアを実践化し、今も取り組み続けているものでした。「気づきの共有」という地道な取り組みですが、多職種の壁をなくし、利用者の小さな変化を見逃さず、目標達成にアプローチするというもので、事例による目標達成の過程はとてもわかりやすく参考になるものでした。
審査委員長の奥西教授(福井県立大学)の講評では、サンライフのような、利用者目線で、利用者の生活や目標に寄り添った支援が大切と評価をいただきました。聴講者として参加した我々もとても誇らしく、スタッフの努力が報われたと感じる瞬間でした。
今後も多職種連携を強化し、更に利用者の目標達成や満足につながる取り組みを続けていってほしいと思います。おめでとうございました!!!