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今年も残りわずか、大晦日でございます。
職員も、入居者のみなさんもお昼ご飯に年越しそばを食べて、いいお正月を迎えられそうです。
このまま紅白歌合戦をみて、除夜の鐘をきいて、初詣・・・といきたいところですが。なかなか初詣に行くのも大変なみなさんのために、毎年恒例の手作り神社を作りました。おみくじもできて、今年も賑やかな祭壇になり、とても満足げなみなさんでした。
突然ですが除夜の鐘が108つなのはなぜだか知っていますか?諸説いくつかありますが、「四苦八苦を表す」からだそうです。
四苦(4かける9)+八苦(8かける9)=36+72=108 だから百八つ。
人は苦労するもので、生きていくにはとてもたくさんの苦しみがある。1年の終わりにその四苦八苦を振り返りながら、また新たな四苦八苦を受け入れようとする・・・そういう意味なのかなあと思っています。
私の亡くなった祖父は、家で看取ったのですが、晩年の口癖が「生きていくのはおぞいこっちゃ」でした。
決して良いことばかりの毎日でなく、むしろ苦しいことが多い日々(特に最期は)だったように思いますが、苦しいことをいかに受け入れられるかが大事だといつも説いてくれました。「おぞいこっちゃ」は「大変だけどまあしょうがない、前向いて頑張ろう」っていう意味がこもった深い言葉だったなあと思います。
世の中は大変な境遇の方がたくさんおられます。こうして正月を迎えられることは本当に幸せなことと感じて、いろいろありましたが、「おぞいこっちゃの」「さあ、次行こう」ってな気分で来年も頑張りたいと思います。
何故だかやわらかい日差しがさしてきました。初日の出じゃなくて末日の出みたいな!!!
このたび大阪で行われた、事例発表の全国大会に出場してきました。
ここ最近、サンライフのスタッフが様々な場所で発表する機会を得ています(地域ケア会議や、ケアマネ学術大会など)。多くの方の前で発表するのは緊張しますが、とてもありがたい機会で、発表までに準備する過程(プロセス)で多くの気づきや学びを得ます。
今回は、介護付きホームの大会で、テーマは「虐待防止から人材育成~キャリアパスの仕組みづくりについて」が選ばれました。
昨年、高齢者施設に限らず多くの虐待事件が世間をにぎわせましたが、サンライフでは真剣に虐待を防止する取り組むことがなかなかできていませんでした。そんな中、アンケートやチェックリストを活用した研修方法に効果があることがわかり、~虐待を防ぐことから質の向上につなげ、人材育成に発展させる~その仕組みづくりに取り組んだことが、発表のきっかけとなりました。
研究作業は、若手の社会福祉士やケアマネージャーが協力し、1年がかりのデータを整理してようやくできあがったものでした。わかりやすい表現になるよう、サンライフのスタッフの前で予行練習して、助言を得て、修正を繰り返しました。
発表当日、プログラムには全国の有名な事業所の名前が並ぶ中、12にうちの1つに連なり、しかも厚生労働省の方の公演直後の発表だったので余計に緊張しましたが、27歳の若手社会福祉士が堂々とした発表をしてくれました。数百人の聴衆の前でも、声も抑揚も表現も練習以上に素晴らしかったです。
12のうち3つが優秀賞に選ばれるのですが、残念ながら選にはもれました。研究内容や発表方法にまだまだ課題があることがわかりましたが、「虐待防止」を「支援の質向上」や「人材育成」につなげるという考え方には自信が持てました。また、2人の若手協力者や、予行練習で助言してくれたスタッフがこのテーマに関わり、向き合ってくれたことも大きかったです。
スタッフの発表は施設内では慣れてきましたが、外に飛び出して発表する経験がまだ少ないかもしれません。今後は武者修行のように、どんどん外で発表し、恥をかいて、反省して、再度挑戦する職員を育てていかねばと思います。発表のプロセスで得るものはとても大きいですから。
サンライフ厨房が誇る蕎麦打ち職人たまむらくんによる、蕎麦打ち教室が開催されました。
定期的にやっていますが、この教室は、入居者のみなさんに大人気!!いちから蕎麦を作る過程はとても興味深く面白いもので、たくさんの方が経験させてもらいました。
たまむらくんは普段とても穏やかで、おとなしい性格の青年なのですが、蕎麦づくりになると一変。出で立ちから振る舞いまで本職のようで、みんなの羨望の的でした。
昼食でこれも手作り稲荷寿司とともにご相伴にあずかりましたが、秋の作りたての蕎麦の美味しいこと。デザートはそば茶プリンで(これも厨房手作り)蕎麦づくし懐石はおそらく、その辺で食べたら●●●●円以上はするだろうなと思いました。
たまむらくん、年末(年越し)も期待しています!!
浪花こども園のみなさんが遊びに来てくれました。
年長さんが28名も来てくれて、先生たちとたくさん出し物をしてくれました。
普段はリハビリの時間ですが、今日はこどもさんたちの元気な声でいっぱいに。入居者のみなさんは最初は落ち着いていましたが、こどもたちとふれあうにつれだんだんと元気が出てきて、手遊びや歌、お遊戯などを見ると大きな声で、素晴らしい笑顔で拍手していました。
特に、先生方の計らいで、握手したり、ハグしたり、にらめっこしたりひとり一人とかかわる時間が多く、こどもたちの姿を見るだけでも涙ぐんでしまうみなさんが、今日はこれだけ間近で、手を取り合って触れ合う機会を作ってくれたので、本当に感激しました。
こどもさんの力って偉大ですね。どんなリハビリよりもパワーをつけられたように思います。見たこともない表情の写真がたくさん採れました。