トピックス
先週 7/13(金)に、『第8回 たんなん福祉機器展』を開催しました。
35社のメーカーからの商品展示や、会場中央での商品プレゼンテーション、アクティブシニア向け商品展示など 盛り沢山な内容で行いました。
午前中から、一般の方やケアマネさん、サービス事業所の方々が来場され いろんなブースで展示や体験をされていました。午後からは、福祉関係の学生さんが大勢来られ、商品の説明を聞いては、熱心にメモされていました。
~ 一部商品の紹介をさせていただきますね ~
*自動寝返り支援ベッド*→自動で寝返り出来る機能を持った介護ベッド。背上げしたままでも寝返り機能が使えます。床ずれ予防や介助者の
負担を軽減することができるのです。
*イーアーム*→車いすのハンドリム(車いすタイヤのもう一回り大きなプラスチックの輪っか)を操作するより少しの力で車いすを動かせる
レバーです。ボートをこぐ感覚で操作するもので、実際体験してみて楽しかったです。来場者の方の関心度も高かった商品でした。
*おしりスルッとパンツ*→後ろに手がまわらなくてズボンがあげられなかった方、必見!!裏地が滑る素材で出来ているので、おしりの部分から
スッと一気にズボンがウエスト部分まであがります。男性用女性用あります。
*Qピット*→すくみ足歩行でお悩みの方に、ベルトに装着されているこの機器を腰に巻いてみると・・・床に目印となる緑色の線が映し出されます。
その線を追うように、歩くことだけに集中していただくことで、杖や歩行器を押す動作は必要ないとのことでした。
他にも、お薬をゼリーと一緒にすることで飲みやすくなる商品や、施設やデイサービスでのレクリエーションにパチンコ台・座ったままで運動や
リハビリが出来る商品など ほんとたくさんありました。もちろん、今回の目玉 ”アクティブシニアコーナー”にも、みなさん色々な商品を
くまなく見ていかれました。ウォーキング用の杖・ちょっとした休憩に椅子にもなる杖・立ったままで靴の脱ぎ履き可能な靴べら・「これ、
紙パンツ?」と思われるようなスリムでお洒落な紙パンツ等々。。。みなさんにもっとご紹介したいです。
今年は、チラシ効果もあり 一般の方が多く来場され、介護に対する関心度の高さを感じました。今までにない来場者数と、一日を通して活気ある
展示会となり只々感激と感謝でいっぱいです。
今回、多くの協力をしてくださったメーカーの皆さん、情報交換をしてくださったケアマネ、医療従事者のみなさん、行政関係のみなさん、本当にありがとうございました。今後とも福祉用具、福祉機器、環境調整にはサンライフにご相談ください。
6月17日(日)10:00~待ちに待ったこの企画「あおいケア代表 加藤忠相さん講演会」が開催されました。先月の映画「ケアニン」上映から約3週間。映画のモデルとなった方が実際に越前市に来てくれたのです。
企画は金剛院の諏訪さんや、月岡医院の方々、越前市文化センターさんらと実行員会を立ち上げ、準備をすすめてきました。先月の映画は700人以上の方々が来られ、学生から当事者、ご家族までその関心の高さがうかがえました。当日ももちろん満席で、いすが足りなくなるほどでした。
サンライフのスタッフ(数名)は昨年も一度講演を聴く機会があり、高齢者ケア(=認知症ケア)の画期的な取り組みや、ユニークな手法、そしてケアに携わる者としての基本的な考え方を目の当たりにし、とてもモチベーションが上がったことを覚えています。
映画ケアニンで描いた「若い介護職の葛藤」が、加藤さんの事業所で現実としてどのように解消され、理想的な施設に変わっていったのか?とてもわかりやすく、面白くそのプロセスを追ってもらえたので、自身の施設での課題をじっくり考えられる講演でした。
講演のあとは、一緒に昼食をとることができ、更に深くその思いをうかがうことができました。短い時間でしたが、全国(今や世界)に注目されるだけあって、これまでのプロセスには深い根拠があり、たくさんのエピソードがありました。そしてとっても気さくで面白く、魅力的な方でした。
とにかく発想を転換させること/科学的エビデンスをもとに/意図的に有機的作用を生み出すこと/この仕事の良さやりがいを見つめなおすこと・・・など多くの学びを得ました。「地域包括ケアの実践」ができる事例として大きな刺激です。
このような貴重な機会を、多くの人と共有できてとても有意義でした。金剛院さんはじめ実行委員のみなさんの熱意のおかげです。今後も事業所の枠を超えて、この講演で得た学びを一緒に実践できたらと思います。本当にありがとうございました。