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3月27日に第21回となる運営懇談会を開催しました。
ようやく暖かくなった土曜日のお昼前、お休みのところたくさんのご家族が来てくださいました。ありがとうございました。
さて運営懇談会。毎年趣向を凝らした内容にしておりますが、
今年も「昨年サンライフで看取った方のご家族による経験談」をメインに、
「サンライフ特製お弁当をご家族と一緒に」
「ご本人と職員とでグループディスカッション」などの企画も加え、2時間の長丁場でしたが、充実した交流や意見交換の場となりました。
定例報告では◎要介護度の改善や維持の報告(リハビリテーションの効果)や、◎虐待研修による職員の質向上の取り組み、◎平均入居期間やQOL企画など様々な現状報告もさせていただきました。いずれの成果も集まっていただいた「ご家族」のご協力のおかげです。
看取りの経験談では、サンライフで最期を迎えた数日のケアや治療の内容が詳細に報告され、生々しい内容もあり少し心配でしたが、何人かの方より涙ぐんで「感動した」と感想をいただきました。
これまでも16名の方がサンライフの居室で最期を迎えられました。看取り支援はこれから更に充実させていきたいですが、それ以上に「ご本人の望むこと」「QOLの向上」にも力を入れたいと思いました。
多くの入居者が様々なリスクを抱えられていますが「望みをかなえる支援をする」ことの大切さを感じており、これまでに「好きなものを食べる」「実家に帰る」「学生時代の同級生に会う」「孫の結婚式に出るなど」・・・リスクにより叶えられなかったご要望にもチャレンジするようになっています。
今回のようにご家族と強い信頼関係を築き、最期の生活の過程で何が重要なのかを共有しながらも、積極的にチャレンジしていく支援を目指したいと思ってます。
*ちなみに今回の懇談会は春のたけのこご飯弁当で、とても好評でした。厨房スタッフのみなさんありがとう!!

毎月恒例の勉強会。今月は介護職で心理相談員でもあるNさんの報告。
認知症の家族支援を通じて考えるご家族の心のケアについてでした。「ケアラー」という言葉をご存知の方いらっしゃいますか?我々は当事者に加え、時にそれ以上に家族(=介護者)をケアする場合があります。
ケアラーとは=無償で介護や世話をする人、例えば子育てする母や、障がいのある方のご家族などで・・・高齢者の介護者に通じるところがあります。
今回、認知症の当事者の心理的プロセスと、その介護者の心理的プロセスを照らし合わせ、グループディスカッションで、それぞれが抱えるケースの経験を発表しあいました。
発表者からは「母の認知症にどうしてもイライラしてしまう。怒りがあきらめになった。自然と理解や受容の境地になった・・・」という相談支援を続けた事例が出され、介護者への共感の大事さが伝わってきました。
地域では、様々なケアラーがいます。職員のなかでも家に帰れば「ケアラー」になる人もいる。
サンライフが地域に開かれてそんなケアラー同志が集い吐き出せる場所になれたらと思いました。
いいテーマをありがとうNさん。成長を感じました。
訪問リハビリ研修事業の一環で、理学療法士協会の田中先生をお招きし、2回にわたり技術講習会を行いました。
最近のサンライフの良いところは、このような講習があると介護職や看護職だけではなく、相談員や事務職、調理員まで幅広い専門職が率先して参加するところです。実践を通して、自立を促す技術の講習に熱気ムンムン、大きな声が飛び交う研修になりました。
田中先生のわかりやすい解説もあり、普段から施設や在宅の支援の中で疑問に思っているところ、困っているところなどをそれぞれ解決できたと思います。遠いところ来ていただき本当にありがとうございました。
施設でも在宅でも、普段の生活から必要となる『リハビリテーション』。何気ないアドバイスで、できることを保ち、増やし、自信を持って前向きに生活していけるように支援する「生活リハビリテーション」をこれからも推進していきたいと思っています。

2月3日「節分」といえば、いつの頃からか太巻き寿司を食べるという?よく由来がわかっていませんが、サンライフ設立当初から昼食に手作り太巻き寿司を作る企画があります。
年を追うごとになぜか長~くなっていきまして、2mとか3mとかに挑戦し続けて、今年は5mにチャレンジするに至りました。食堂のテーブルを3つも4つもくっつけて、入居者のみなさんも調理師もスタッフも長~い一列になって、「せ~の」「キャー」「え~」「わー」と悲鳴や歓声が飛び交う中、4m70cmの記録となりました。惜しくも30cm届かず。しかし、出来栄えがよく、大変おいしくいただきました。
来年は5m目指して、更に4年後の東京オリンピックの年には、食堂をはみ出して10mを目指したりしましょうか???