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毎月恒例の勉強会。今月は介護職で心理相談員でもあるNさんの報告。
認知症の家族支援を通じて考えるご家族の心のケアについてでした。「ケアラー」という言葉をご存知の方いらっしゃいますか?我々は当事者に加え、時にそれ以上に家族(=介護者)をケアする場合があります。
ケアラーとは=無償で介護や世話をする人、例えば子育てする母や、障がいのある方のご家族などで・・・高齢者の介護者に通じるところがあります。
今回、認知症の当事者の心理的プロセスと、その介護者の心理的プロセスを照らし合わせ、グループディスカッションで、それぞれが抱えるケースの経験を発表しあいました。
発表者からは「母の認知症にどうしてもイライラしてしまう。怒りがあきらめになった。自然と理解や受容の境地になった・・・」という相談支援を続けた事例が出され、介護者への共感の大事さが伝わってきました。
地域では、様々なケアラーがいます。職員のなかでも家に帰れば「ケアラー」になる人もいる。
サンライフが地域に開かれてそんなケアラー同志が集い吐き出せる場所になれたらと思いました。
いいテーマをありがとうNさん。成長を感じました。