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年の瀬も押し迫っておりますが、介護付きホームでは今月もある入居者が最期を迎えました。これで9月から5名の方々が次々とご逝去されたことになります。それぞれの皆様、ご家族に改めてお悔やみ申し上げます。
そして改めてこのホームで看取り支援(、または直前まで支援)させていただいたこと、ご本人はじめご家族に感謝申し上げる次第です。
ある方は、コロナ禍の面会制限で会えない状況が続きましたが、最期の夜を居室で宿泊された家族と一緒に過ごせました。
意識があるうちに娘さんらが集まり、亡くなる数日前のケアを一緒にできた方もおられました。
県外で産まれたばかりのお孫さんと会えた方、県外の息子さんのもとで一緒に過ごせた方もおられました。
最も長い方は12年間過ごしてくださり、離床できなくなったのは直前の1か月だけという「ピンピンコロリ」を理想とし体現された方もいました。
スタッフは新人からベテランまで、最期が迫る方々のケアをこのように経験させていただき、少しずつ恐怖心が消え、「よい最期」への支援ができるようになっています。それもこれもご本人、ご家族のおかげです。多くのご家族が我々に感謝の言葉をくださり、我々も自分の仕事に自信と誇りが身についてきました。
それぞれの最期にドラマがありますが、多職種のスタッフそれぞれがそのドラマを共有し、自身の役割を発揮してくれています。あ・うんの呼吸といいましょうか?寄り添い、ご要望に沿えるように細かな配慮をしながら、自然と役割分担してくれている姿は、頼りになるなあと思います。
9月からの3か月、訃報が続きましたが、ご家族から頂いたたくさんの感謝の言葉を励みに、今後も「看取り支援」させていただく喜びを持ち続けたいと思います。