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今年度は4月より、いろいろな企画を中止・縮小してきましたが、「サービス質向上委員会」でも、全部署職員を対象にした大人数の勉強会がコロナウィルスによる3密制限の影響を受け中止。部署ごとの小ぢんまりした会にせざるを得なくなりました。ところが、今回その「こぢんまり」を逆手にとった施設介護職(K君)の企画は少人数で中身の濃い勉強会になり、いつもよりも充実した研修になりました。
メンバーは新入社員と入社2年目~4年目の若手、入社6年目の中堅職、リーダーが参加しました。撮影係として参加した私は、内容があまりにも良かったので、詳細にメモをとりましたので報告書風にしたいと思います。
・写真をみて介護職としての気づきを議論
 とある利用者の普段の写真をみて、どんなことを気づくか意見を出し合いました。介護職ではない私としては、何の変哲もないいつもの写真だと思いましたが、その方の姿勢や車いすなどの問題点が出され、「へ~なるほど」と思っていると、中堅職からは更に細かな気づきが出されました。特に服装、季節や気温にあわせた配慮、表情など「そんなところまで見ているんだ」と感じる気づきがあり、「本人の立場になったら」「自分が家族だったらどう思うか」というアドバイスが胸に響きました。
「毎回一個ずつでも気づき、配慮することを「クセ」にすることが大切。思いを表出できない利用者も多い。自分がされて嫌だ思うこと、それを言えない利用者の気持ちに気づくことで改善され、QOLが上がっていくんだよ」・・・というアドバイスにもはや感激してしまいました。
・服を着せる介助を実際にやってみる
 ねじれた袖、着心地、組合せ、デザイン、見た目など服を着ていただく介助ひとつでも多くの視点がある。自分が服を着る時と同じように直すこと。「介護技術は経験を積めば自然と上がっていくが、人として当たり前の配慮は意識しないと身につかない」ある先輩は時間がかかっても丁寧にケアしている。気づいても「まいいか」としないで「ちゃんとしてるね」と言われるようになってほしい・・・ここから新人のリアクションも更に真剣になっていきました
・入社してこれまで悩んだこと、怒られたこと、泣いたこと
 講座が終わって座談会になり、入社5年の間に経験したことを話してくれました。認知症ケア、介護抵抗、多職種からの指摘、自信がなくなっていく毎日・・・様々な壁にぶつかって、心が折れ、泣いた経験も吐露してくれました。休日でも仕事のことを考え、表情の暗さを指摘されたこともあったという。そんなとき先輩に「できないことはできないと言わないと辛いよ」と言われ心が救われ、楽になったと言います。
 「苦手」「つらい」「できない」という気持ちは、~人を真剣に支援しようとするとき生じる当たり前の感情~であり、それをためないで正直に表出することが大切。「わからないことを聞く」という単純なことができない時期もあり、それを共感しつつ「介護という支援は「〇×(マルバツ)」の仕事ではない。日々の積み重ねが答えをくれる・・・」今まさに壁にぶつかっているであろう3人の若手それぞれに響くアドバイスでした。

 今回長々と書き連ねてしまいましたが、今回の勉強会は私の手帳が真っ黒になるほど勉強になるアドバイス、言葉でいっぱいでした。今回参加しなかった全職種・全スタッフがサービスの質を上げるために日々努力していることを忘れてはならないと思いました。


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