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5月15日に、サンライフに勤めて15年のMさんが退職されました。15年といえば・・・サンライフの施設ができたのが平成16年。Mさんはその翌年の平成17年からずっと勤め続けてくれました。まだ入居者もスタッフも少なく、会社としてよちよち歩きだったころです。
Mさんは御年75歳。自分が利用者になってもおかしくない・・・と笑っていましたが、まだまだ若いものに負けないエネルギーやバイタリティがありました。もともとは福祉業界とは無縁の世界におられましたが、15年間常に利用者のことを第一に考え、丁寧に、温かく接し、介護職に負けない支援を続けてくれました。加えて明るいMさんは本当に愛されていました。その証拠に最後の日のセレモニーでは、姿が見えなくなるまで拍手が続きました。
最後の出勤では昔がよぎったのか、思い出に残った利用者のことをたくさん話してくれました。特に支援が大変だった入居者のこと多かったですが、それでも懐かしそうに当時の苦労を語っていました。
福祉の仕事は専門性が大切ですが、やはりそれよりも大切なのは「人間性」だと思います。「困っている人を助ける」という基本的な姿勢を持ち続け、理屈や理論ではないハートが重要だということをMさんは教えてくれたように思います。
会社運営についても、ルールや組織づくり、危機管理、待遇の改善など、経験と年齢からくる含蓄ある提案もしてくれました。本当に貴重な先輩で、人財でした。言い尽くせないほど感謝しています。
まだまだお元気で活躍されることと思います。いろいろお誘いしますので、これからもサンライフに関わって、また(やさしく)叱ったり注意してください。ありがとうございました。