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4月14日に福井県から緊急事態宣言が発動され、時を待たずして16日、全国への緊急事態宣言に波及しました今週。連日の「新型コロナウィルス」報道は熱を増すばかりで、終息の気配が見えません。
仕事に来ても毎日感染情報、予防対策を議論していますが、不安やストレスが蓄積するばかりで、具体的有効な解決策がなく・・・。また、家に帰っても外出制限や一斉休校、店舗の休業など、気が休まることができず、スタッフの精神的疲労はピークに近づいています。
そんななか、福井県緊急事態宣言「県民行動指針9項目」第3項の準じ、弊社サンライフ小野谷では4/20より在宅勤務シフトを作りました。行動指針第3項とは「職場における感染防止対策の徹底」であり=事業所に対し、出勤者を減らし自宅待機を要請するというもの。
これを受け、できるだけ最低限の出勤者数にするために、また、有事(感染者が出た場合)を想定した体制ができるようにシフトを作り直しました。「休めるうちに休んでおく」「有事でも事故なく、滞りなく支援できる」ことを目的とした在宅勤務シフトであります。
20日より通所リハ(1日型、半日型)や、居宅介護支援事業(ケアマネ)、福祉機器サービス部、そして介護付き有料老人ホーム+食事サービス(厨房)の全職員を対象に、一人あたり月3日~7日間の在宅勤務が始まります。「介護の現場で在宅勤務?」と不思議に思うかもしれませんが、「有事の際の待機や/休めるときに休むこと」は重要な業務だと思っています。
一日の職員数が減ることで、利用者のみなさんには大変なご迷惑をおかけすると思います。しかし、「何かが起きたとき焦って混乱し2次災害が起こることがもっと恐ろしい」と考え、何とかご理解を得ています。幸い「こんなときだから当然ね」「職員さんの方が大変だから協力します」と優しい言葉をかけてくださり、本当にホッとしています。
この一連のリスクマネジメントは、現場リーダーや次長、主任などの管理者が夜遅くまで考え、議論しつくりあげたものです。シフト調整やそれに伴う業務の見直し、利用者への説明など本当に大変な作業でしたが、利用者、施設のことを考えやりきってくれました。とても頼もしく、ありがたく感じます。
また、そんななかでもご家族への配慮も欠かしておらず、全員に写真入りのお手紙を送ったそうです。面会や利用制限がある中で心配されるご家族に向け、近況報告や笑顔のスナップが一人一人丁寧に書かれていました。
送付した翌週より、続々とご家族からお電話、メール、お手紙などで、温かいお返事をいただいております。入居者ご本人からも「娘から電話があったよ、安心してくれた」と喜びの報告をしてくれる人もいました。こんなときだからこそできる配慮であり、大切な支援だと思います。
この未曽有の危機を乗り越えたとき、強い信頼関係やチームワーク、職員の成長に必ずやつながると信じて、みなさん頑張っていきましょう!!