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サンライフ小野谷の食事は、専属の厨房にて、専属の(管理)栄養士や調理師が作っています。毎日利用者さんや多職種と顔を合わせ、直接お話しする機会があり、日々「食べる楽しみ」にアプローチできる良さがあります。
外注ではできないこのメリットを大いに活かすため、栄養調理サービス部の精鋭10名は、様々な取り組みを続けてきました。これまでも何度か勉強会で取り上げてきた嚥下困難な方への食事は、更に進化を続けているようで、今回栄養士Tさんの発表も、栄養アセスメント/嚥下困難な方への食事作りをまとめたものでした。
利用者さんのアセスメントは嚥下機能だけではなく、疾患、個人環境因子、活動や参加のレベルまで把握し、介護職と同じように様々な視点を持って、「食べる楽しみ」につながるような取り組みにつなげています。嚥下困難な方へは、味や見た目をできる限り常食に近づけるよう、加水、加熱、ゲル化剤量を数か月にわたって分析し適量を判断しているという報告もありました。
「そこまで長期間、丁寧に分析しているとは知らなかった」とOTから感想もあがりました。
「味覚から食欲に、更にQOL向上につなげる」ために、今後も個別アセス能力を高め、その人に合った食事づくりにつなげていくよう期待しています。