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今年も無事に大晦日

今年も残りわずか、大晦日でございます。
職員も、入居者のみなさんもお昼ご飯に年越しそばを食べて、いいお正月を迎えられそうです。
このまま紅白歌合戦をみて、除夜の鐘をきいて、初詣・・・といきたいところですが。なかなか初詣に行くのも大変なみなさんのために、毎年恒例の手作り神社を作りました。おみくじもできて、今年も賑やかな祭壇になり、とても満足げなみなさんでした。

突然ですが除夜の鐘が108つなのはなぜだか知っていますか?諸説いくつかありますが、「四苦八苦を表す」からだそうです。
四苦(4かける9)+八苦(8かける9)=36+72=108 だから百八つ。
人は苦労するもので、生きていくにはとてもたくさんの苦しみがある。1年の終わりにその四苦八苦を振り返りながら、また新たな四苦八苦を受け入れようとする・・・そういう意味なのかなあと思っています。

私の亡くなった祖父は、家で看取ったのですが、晩年の口癖が「生きていくのはおぞいこっちゃ」でした。
決して良いことばかりの毎日でなく、むしろ苦しいことが多い日々(特に最期は)だったように思いますが、苦しいことをいかに受け入れられるかが大事だといつも説いてくれました。「おぞいこっちゃ」は「大変だけどまあしょうがない、前向いて頑張ろう」っていう意味がこもった深い言葉だったなあと思います。
世の中は大変な境遇の方がたくさんおられます。こうして正月を迎えられることは本当に幸せなことと感じて、いろいろありましたが、「おぞいこっちゃの」「さあ、次行こう」ってな気分で来年も頑張りたいと思います。
何故だかやわらかい日差しがさしてきました。初日の出じゃなくて末日の出みたいな!!!


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