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初夏の昼下がり、武生高校のみなさんがお琴演奏会を開いてくれました。
総勢12名の武高生がそれぞれの琴を食堂に並べ、多くの曲を演奏してくれました。12台の琴が並ぶ食堂の画は壮観です。独特の音色ですが親しみやすいメロディで、思わず口ずさんだり、身体や手が自然と動いている方もいました。
もちろん後藤先生や顧問の先生の指導が素晴らしいんだと思いますが、若い生徒さんたちなのに演奏のレベルはとても高かったと思います。最後の曲などは、12台の琴が同じ琴線を奏で、感動的で拍手が鳴りやみませんでした。

そしてもうひとつ。この企画は、サンライフの入居者であるAさんがお琴を後藤先生に習っていることから毎年続けてきたのですが、Aさんが他県(娘さんのところ)へ引っ越してしまうため、そのお別れパーティでもありました。垂れ幕には「元気でね」と書かれ、最後の演奏をしたあとはお別れの手紙を朗読してくれました。
Aさんが入居して5年。いつも居室から琴の音色聞こえてきて、施設全体を良い雰囲気にしてくれました。施設長からは「最後の演奏は、今までで一番良かった」と感想がありましたが、心のこもった演奏だったと思います。武生高校や後藤先生との縁はAさんのおかげです。最後に、親戚の子から花束を受け取り、みんなでお別れの拍手を受けていました。遠い県外に行ってしまうのはさみしいですが、最後に素晴らしい思い出を残してくれて感謝でいっぱいです。向こうでも琴を続けてください。

武生高校のみなさん、顧問の先生、後藤先生、そしてAさん素晴らしいひと時をありがとうございました。


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