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施設に入居されているTさんが主宰する水墨画展が「ギャラリーしくら」で行われました。
毎年多くの生徒さんと展示会を開催されていましたが、昨年末、脳梗塞から重い麻痺が残り治療やリハビリで大変な時期を過ごされ「今年の展示会はいけないかもしれない」と半ばあきらめていたそうです。しかし、ご本人やご家族の努力の甲斐あって、無事退院され、展示会初日に顔を出すことができました。
会場に入ると多くの生徒さんから「先生」と呼ばれ、闘病やリハビリの大変さをねぎらわれていました。照れくさそうにしながら作品を眺めるご本人の姿がとても印象的でした。
左半身の麻痺は重く、今後もさまざまな支障が予想されますが、ご本人は「来年の展示会に作品が出せたら」と前向きな目標を語っておられました。本当につらく厳しい現実があるなか、あきらめず挑戦しようとする姿勢に胸を打たれます。これから多職種で、できる限りのサポートをしていきたいと思いました。