トピックス
サンライフ小野谷の在宅サービス事業=福祉用具レンタル、販売、住宅改修(福祉機器サービス部)と居宅介護支援事業部が、このたび5月18日(金曜日)をもちまして、事業所移転(お引越し)となりました。
介護保険制度が始まった平成12年からオノダニグループ初の福祉事業として(サンライフのもっとも歴史ある事業部として)スタートし、平成25年からは居宅介護支援事業を開設させ、拡大を続けてきました。
今回、相談員+事務、ケアマネの事務所と、在庫管理、ショールーム(相談室)を一体化した新事業所の必要性が増したため、思い切っての引っ越しと相成りました。
新しい事業所は、越前市本多町にある旧津田医院跡地です。津田医院といえば、越前市の年配の方は誰もが知っている小児科医院です。古いですが趣ある建物で、子どもの頃、何かあればここに通ったという人が多く、多くの人に慕われ、頼りにされたこの場所を活用できるのは何かの縁でしょうか?
まだまだ引っ越しの整理がつかず、多くの関係者、事業所の皆様にご迷惑をおかけしていますが、この由緒ある場所を大いに活かし、在宅介護で困った方が「何かあればここに行こう」と慕われる場所になればと思っています。
*新事務所:915-0811越前市本多1丁目2-2/TEL0778-21-2265/FAX:0778-21-8836
月に1回実施している「勉強会」。昨年はアセスメント力(りょく)向上や、ICFアセスメントの習得を目的に1年間を通じてシリーズの勉強会を行ってきました。今年度は職員全員に実施したアンケートを基に、「勉強したい」という意見が多かった順にテーマを設定することになり、5月のテーマは「介護福祉士国家試験の受験について」として企画されました。実はアンケートでも「資格取得」についての興味が多く、第2位のテーマだったためでもあります。
サンライフではここ数年連続で合格者が出ていますが、今年度も3名の合格者がいて、来年も4~5名の受験者が控えています。
座談会の参加者は昨年までの合格者5名、来年の受験者4名、そしてアドバイザー(というか興味のあった人)で栄養士と理学療法士、社会福祉士が参加しました。
◎内容(座談した内容)
・受験した筆記試験について
・勉強法について
・実技試験の注意点について
・難しかった問題を解いてみよう(PTや栄養士に聞いてみる)
・カテゴリ別にどんな問題が出ているのか分析
・現場経験が受験につながったこと
・受験で実際に役に立っていること
座談は盛り上がって、予定時間をオーバーし、退社時間を過ぎても話が弾みました。試験問題が正解すると嬉しいもので、ガッツポーズしてしまったり。受験は大変ですが、みんなで支え合って、楽しく、実践に結びつくような勉強になるといいですね。企画者のみなさんありがとうござました。
サンライフでは、毎年6月に人事評価(=自己評価)を行います。
昨年6月から1年間の個人の目標を定めたキャリアパスの提出を義務付けており、各部門の管理職が提出までのマニュアルの確認をしていきました。
また、サンライフ独自のキャリアパスは、毎年多くの人の意見を取り入れ、改善に次ぐ改善をしてきました。今回、各部署の管理職が集合し、今年度6月からの新しいキャリアパス改訂作業を行いました。
A3用紙の表裏1枚で、表面に「共通項目」裏面に「専門職の項目」を設け、介護職、看護職、相談員、リハ職、栄養士・・・など専門領域のキャリアの段階を示していきます。「共通項目」では人材育成、チームワーク、地域貢献などさまざまなカテゴリにて、1~2年目から中堅、管理職に求められる内容を具体的に盛り込んでいきました。
議論は白熱し、「もっとわかりやすい項目を」「この能力は中堅職に期待したい」「管理職がすべき役割」など意見が飛び交いました。
キャリアパスとは、「キャリア=それぞれが目指す姿」/「パス=道のり」です。単に管理職を目指すものではなく、職員全員がそれぞれが何を目指し、そのためにどのような段階を踏み、知識や技術、能力を獲得していくべきか?具体的に示した指標にすべきと考えています。
この作業に現場の全ての職員が主体的にかかわって、毎年毎年良いものにバージョンアップしてきたいと考えています。
映画「ケアニン」の公開が間近に迫ってきました。ケアニンとは?チラシを見ていただくのが一番早いですが、実話に基づいた介護福祉士のストーリーです。モデルとなったのはあおいケアの加藤忠相氏。これも余計な説明は必要なく、ホームページや様々なメディアで特集されています。
今回、越前市の有志の皆さん(金剛院の諏訪さんや、月岡医院さんなど)が実行委員会を立ち上げまして、サンライフもそのメンバーに入れていただきました。ほんの少しお手伝いをしただけですが、準備に携わり、いろんな方とお話しする機会ができてとても感謝です。
加藤氏のお話は、昨年11月に介護付きホーム研究サミットにてゲストとして特別講演をされた際に、院長や若手スタッフも拝聴することができました。加藤氏が目指すケアに共感したり、問題提起したり、様々な思いがよぎるお話でした。
地域包括ケアの充実にむけ、様々な意識改革が必要となっています。職員として働く従事者、ご家族、そして利用者・・・。この映画や講演をきっかけに、いろんな立場や垣根を越えて、良い議論ができるといいなと思っています。
*チケットお問い合わせ:0778-21-1068 サンライフ小野谷 谷口まで