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リハセンターの目標カードについて。
通所リハビリテーションの使命の一つは、利用者が持たれる目標の達成や自己実現へのプロセスの支援だと思っています。普段から、利用者さんとスタッフが常に「目標」を共有できるよう様々な仕掛けをしていますが、目標カードもその一つです。
ラジオ体操のような感じをイメージして作成した「目標カード」で、達成したいこと、望まれることにどれだけ近づけたか毎回フィードバックしています。
サンライフの利用者さんは多くが軽度要介護の方(少し支障が見え始めた方)です。自信を無くしはじめたり、あきらめたり、チャレンジしなくなってしまいがちな時期・・・。なんとか食い止め、自信を取り戻し、チャレンジする日々を維持するように・・・。
サンライフでは目標カードなど様々なツールを使い、リハビリテーションの大きな目的のひとつ「セルフマネジメント」を目指して、今後も利用者さんと一緒にチャレンジしていきます。



サンライフでは、事業計画の中で月1回多職種が持ち回りで行う勉強会を定めています。毎月第三金曜日の17:00から、医師、看護師、介護職、栄養士、理学療法士、社会福祉士、ケアマネージャー他、参加できるすべての専門職を前に、計画に沿って担当になった者が発表していきます。担当する人は、新人からベテランまで分け隔てなく、年間を通じて多くの発表の機会が割り当てられます。
先月は、福祉用具専門相談員のTさんが発表しました。4年目のTさんはたんなん福祉機器展で忙しい中、介護保険制度と環境支援(福祉用具や住宅改修など)についてまとめていました。こういう機会でもないとなかなか制度や法律など勉強できないので良い機会となりました。
この発表の準備は必ず所属長やリーダーがスーパーバイザーとなって指導役を担います。良い発表になるよう、工夫し、わかりやすい内容になるよう試行錯誤するその過程(プロセス)がとても重要で、本番までのその準備で考え、悩むことがこの勉強会の大きな目的だと考えています。
発表がうまくいかなくて失敗することもあるし、あとから改善すべきだったと後悔することもありますが、すべてが経験!!
サンライフでは忙しい中でも自分の専門性を深め、多職種の視点を身につける過程を大事にしていきたいと考えています。
夏休みは、学生のみなさんの研修や実習が始まる時期です。
先週は、毎年恒例の武生第2中学校の生徒さん6名が1週間に渡り「職場体験学習」に来てくれました。
今の中学生は背も高くとても大人っぽいのですが、実習を受ける態度もとても礼儀正しく、積極的に自分から声をかけたり、言われたことを素直に一生懸命取り組んでくれたり、大学生に引けを取らない大人の振る舞いでした。
利用者さんも、若くて元気いっぱいの中学生の姿を見ると嬉しいようで、何かと声をかけたり、アドバイスをしたり、相談にのったりしていました。我々職員の方も、彼らの緊張している姿や、真剣に一生懸命接する態度に影響されて、初心にかえったりしたものです。いちばん良かったのは、入社2年目の介護職(高卒新人2年目)がアドバイスしている姿で、つい最近実習を受ける立場だったのになあと感慨深くなったりもしました。
高校生の職場体験や、大学生の教員実習、インターンシップと夏休みの実習は始まったばかりですが、中学生のみなさんの真摯な姿は一番のお手本になりそうです。最後のあいさつもみんなとても素晴らしいものでした。またイベントに遊びに来てくださいね!!