トピックス

北陸銀行で展示会

秋は文化祭の季節。サンライフでも様々なレク教室があり、毎月様々な作品がつくられます。
せっかく作られたこの文化的功績(というと大げさすぎですが)をどこかで発表したいと思っておりましたら、お隣の北陸銀行武生支店さまが、ロビーで作品展をしませんか?とご提案くださり、9月の1カ月間展示することになりました。
入り口のもっともよいスペースをいただき、俳句、書道、小物、写真などたくさんの作品を展示してきました。
みなさん恥ずかしいとは言いながら、「見に行きたい」と散歩がてらみんなで何度も見に行きました。
銀行の担当者様から「とても評判いいですよ」とお褒めをいただき、みなさんの調子も上々。「来年はもう少しレベルを上げたものを展示したいわね」と早くも次回に向け意欲満々でした。


9月に入っても実習生の方々が毎週のように来てくれます。教員を目指す方、インターンシップ、就職の体験の方など・・・。
どの方も最初はとても緊張していて、利用者さんとコミュニケーションをとったり、スタッフとちょっとした仕事をするだけでも表情が硬く、みんなドギマギしています。
しかし、時間がたつにつれ全員が変わっていきます。自分から声を出して、自分なりに工夫されて、スタッフの様子を観察して少しずつ緊張がほぐれ、笑顔が出てきます。笑顔が出ると、利用者さんの方も笑顔になり、コミュニケーションが弾みます。終わりのころになると、利用者さんから覚えられて、声をかけられたりする方もいました。
20年前くらいに、自分たちも同じ経験をしたなあとしみじみ振り返ります。今の子たちは・・・といろいろ言う人たちがいますが、彼らの一生懸命な姿を見ると頼もしく感じます。数年後、福祉や教育業界で活躍されることを切に祈っています。ガンバレ実習生!!!


ラジオ体操


8月の夏休みも残すところもうあと一日ですね。
サンライフがある蓬莱町のご近所の皆さんは、そんな夏休みに関係なく、蔵の辻を会場に毎日ラジオ体操をされています。
毎朝6時20分ごろ顔なじみのご近所さんがあいさつしながら集まりだし、ラジオの音が鳴り、集まったみなさんで20分ほど体操され、終わったらまた少し雑談して帰宅される・・・これを1年通して毎日、ここ5年以上続けておられます。
サンライフの職員や入居者も参加させてもらっていて、このルーチンが一日の始まりで、とてもすがすがしく、元気な一日を分けてもらっているような気がしてとてもありがたい時間です。

今日は、台風の影響か雨が降り出しました。雨の日は蔵の辻ではできないので、中止になることが多いのですが、今日はなんとサンライフの建物の軒下で体操されていました。20人ほどの方が「雨ニモマケズ」クリニック前から玄関前まで一列に並んでラジオ体操されており、その風景はなんとも感動的でした。「ごめんね使わせてもらっているよ」とお隣さんから一言。こちらも嬉しくなり、「毎日でもここ使ってください」と答えました。

蓬莱町の皆さんはいつもなにかと行事に参加してくれたり、職員と交流してくれたり、町内会に誘ってくれたりいつも気を使ってくれます。今日のこの「サンライフ玄関deラジオ体操」をたまにやってもらって、更に多くの入居者や職員が参加させてもらおうと思ったすがすがしい朝でした。


認知症の研修会

毎月実施している勉強会の8月企画は、すこやかシルバー病院の看護師さんをゲストに迎え、認知症の事例検討会を行いました。
実際に施設に入居されている方お二人の症例をアセスメントし、専門的な見地から、ご本人への支援を振り返りました。
基礎疾患や、種類を特定したうえで「ひもときシート」や「PEAP」(専門的環境支援)などご本人の気持ちや思いに共感するツールを共有しました。

最近は認知症に関する研究も進み、多くのスタッフがそれぞれの研修で多くの手法を学んでいます。
この日も、実際の事例からわかりやすいアセスメントの手法を学べました。どの手法にも共通するのは「その方の立場になり共感する」こと。忙しい業務のなかでも、自分だけの思いやペースで支援するのではなく、立ち止まってあらゆる視点から共感する癖をつけることが大事だと実感しました。
とても貴重な講義をありがとうございました。


目標カード


リハセンターの目標カードについて。
通所リハビリテーションの使命の一つは、利用者が持たれる目標の達成や自己実現へのプロセスの支援だと思っています。普段から、利用者さんとスタッフが常に「目標」を共有できるよう様々な仕掛けをしていますが、目標カードもその一つです。
ラジオ体操のような感じをイメージして作成した「目標カード」で、達成したいこと、望まれることにどれだけ近づけたか毎回フィードバックしています。
サンライフの利用者さんは多くが軽度要介護の方(少し支障が見え始めた方)です。自信を無くしはじめたり、あきらめたり、チャレンジしなくなってしまいがちな時期・・・。なんとか食い止め、自信を取り戻し、チャレンジする日々を維持するように・・・。

サンライフでは目標カードなど様々なツールを使い、リハビリテーションの大きな目的のひとつ「セルフマネジメント」を目指して、今後も利用者さんと一緒にチャレンジしていきます。


ページトップへ