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4月、桜は満開ですが、コロナウィルスによる不要の外出制限もあり、お花見もできない毎日。
そんななか、12月から続けてきた内職のお仕事=箱折り作業の工賃がある程度貯まってきましたので、給与として入居者のみなさんにお渡ししました。
完成し、納品した箱の数はなんと11,334個!!4種類の様々な工程でしたが、みなさん素早く根気よくこなしてくれました。それほど多くの工賃ではありませんが、このように皆さんに還元できて、「期待してないわよ」と言いながらも、笑顔で受け取ってくれました。
最近では、毎日決まった時間になると自ら降りてきて(出社して)1~2時間こなし、仕事が少ないと「今日はないの!」と催促してくれるようになりました。4月に入り、コロナウィルスの影響で仕事が少なくなりましたが、またたくさん仕事が来ると思いますので、その際は、また頑張りましょう!!
2020年4月1日、オノダニグループの入社式が厳かに執り行われました。
多くの企業と同様、例年にない厳重な感染対策(検温、マスク、消毒、3密禁止)を施したうえで、新たに仲間入りした素晴らしい若者たちに激励を贈りました。こんな非常時でも、新卒社員の皆さんは、真面目に元気にあいさつをして、とても誠実に社会人としての一歩を踏み出しているように思います。非常時だからこそ学べることも多く、例年とは違う貴重な体験ができると思います。
サンライフ小野谷では、早速利用者のみなさんとスーツ姿でごあいさつし、「まずは名前を覚えてもらう/名前を覚える」という研修からスタートです。一にも二にも「元気なあいさつ」から。本年度の新入社員は特に声が大きく、元気がいい!!これだけで、事業所全体が活気が出てきます。
閉塞感のある日々が続きますが、彼らの若さ、元気をたくさん出してもらって、何とか乗り越えていきたいと思います。
そういえば吉野瀬川の桜が満開だったので、グループ会社見学の移動の途中、ちょっと寄り道してお花見してきました。満開の桜が川の両岸から祝福しているようで、とても素晴らしい寄り道になりました。新卒の皆さん、いろいろ大変だと思うけど、寄り道しながらゆっくり進んでいってくださいね。
世の中大変な状況になっておりまして、我々高齢者施設でも「面会制限」「外出制限」「業者の出入り禁止」・・・などさまざまな仰々しい対策が続行中です。また、小中学校の休校が続き、春休みいっぱいまで自宅で過ごす子どもさんも多い状態で、それはスタッフのお子さんも同じ。
そこで、新スタッフルームをスタッフのお子さんが使用できるよう=「社内子ども預かり勉強部屋」にしてみました。
オーナーが図書館でいろんな本を借りてくれたり、映画鑑賞ができるようにしてくれて、更に子どもさんは小学校の宿題を持ってきたり、剣道の竹刀や、カブトムシの工作をもってきたり、家と違う環境で暇つぶしができたようです。少しはストレスも軽減できたかな?
先日は(充分な感染対策の元)入居者のレクにも少し参加してもらったりして、お互い一時の清涼になったように思います。
まだまだ続く異常事態。今、改めて人気というカミュの「ペスト」という名作には、こんなときこそ誠実に不条理な恐怖と向き合わねばならないという教訓が描かれています。子どもたちがひたむきに勉強する姿こそ、ウィルスに勝つヒントなのかもしれない…さあ今日も1日頑張ろう!!
全国介護付きホーム協会さんから、会報誌をいただきました。
「地域共生社会における介護付きホーム」と題し、有料老人ホームやケアハウスなどの高齢者施設が、共生社会にどのような役割を持つことができるのか・・・様々な先進的な事業所を特集したものです。全国のそうそうたる取り組みが紹介される中、福井県から弊社「サンライフ小野谷」を大きく紹介してくださいました。
昨年の準グランプリを得た事例を取り上げつつ、そこから更に発展させた取り組みも、丸々1ページ使って紹介してくださいました。
「地域に開かれた明るく家庭的な支援を目指す」・・・平成16年に開設した当初から、院長が掲げた理念を地道に追及してきましたが、全国でもこの「地域に開く」ことの重要性が高まってきたのだと思います。
全国の事例、取り組みには弊社と共通の理念があり、「施設が住んでいる高齢者だけのものではもったいない」/「入居者=利用者ではなく、地域の働き手になる」/「児童、子育て、障がいと高齢者…それぞれのニーズを補完し合う」/といった考え方が現れていて、単なる高齢者施設ではなく、様々な可能性を秘めた地域の社会資源としての期待が現れていました。
今後もサンライフ小野谷は院長の理念をモットーに、スタッフも利用者もそれぞれが「地域の支援者」になり、よりよい共生社会の一助となれるように頑張っていきたいと思います。
新型コロナウィルスの影響で、面会制限となり、ご家族のみなさま、その他事業所にかかわるみなさまには大変ご迷惑ご不便をおかけしています。
新聞は感染対策の記事で埋め尽くされていますが、そんな中、3月5日のニュースでは「高齢者施設、医療施設での虐待」が取り上げられ、従事者にとっては重大な事件として注目されています。
サンライフ小野谷の施設職員は、一昨年より義務化された「虐待防止研修」にて、毎月2名の職員とアンケートを使ったヒアリングをしています。重大な虐待に至るまでにどのようなプロセスがあるのか?「人材不足」からくる業務量の増加や、技術、知識、倫理観の醸成の難しさなどを議論していますが、昨今は「介護ハラスメント」への対策も重要視されています。
昨年3月に厚生労働省から「介護現場におけるハラスメント対策マニュアル」が出ました。日々真摯に利用者に向き合うスタッフが受けるハラスメントは全国的にも深刻な問題になっており、これが不適切な支援⇒虐待につながる恐れがあると言われています。
管理者が真剣に「ハラスメント」の実態に向き合い、利用者へのアセスメント力、チーム力を高め、ハラスメントが起こる本質をひとつひとつ議論することが大切だと感じています。虐待とハラスメントは紙一重・・・。このような意識を定着させないと重大事件を防げないばかりか、真摯に向き合うスタッフを失うことにもなるのではと危機感を持っています。
5日の新聞記事をきっかけに、改めてこの問題に向き合うことで、虐待防止⇒ハラスメント予防、そしてスタッフの質の向上(知識、技術、倫理)につながればと思います。コロナウィルスで様々なイベントが中止する中、その時間を勉強する機会にあてて、前進したいと思います!!